【北川信行の蹴球ノート】剣が峰は日本だけじゃない、W杯予選総まとめ - 産経ニュース

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北川信行の蹴球ノート

剣が峰は日本だけじゃない、W杯予選総まとめ

快進撃が続くデンマーク。モルドバ戦で得点を決め、喜ぶデンマークの選手ら(AP)
快進撃が続くデンマーク。モルドバ戦で得点を決め、喜ぶデンマークの選手ら(AP)

サッカー日本代表は12日夜、埼玉スタジアムで、2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選B組の大一番となるオーストラリア戦に臨む。7日にアウェーで行われたサウジアラビア戦で0-1の黒星を喫した日本は現在、1勝2敗のB組3位。アジアの出場枠は4・5。W杯出場権は最終予選の各組上位2位までに与えられることになっており(3位チームはプレーオフに回る)、日本はホームでオーストラリアに敗れるようだと、かなり厳しい状況に追い込まれる。

ただ、新型コロナウイルス感染の影響で各大陸予選の日程が大幅に変わる中、想定外の苦戦を強いられているのは日本だけではない。各大陸予選の現状を調べた(各大陸別予選の成績は全て日本時間で10月11日現在)。

アジア予選-A組はイランVS韓国の大一番
オーストラリア戦に向け、森保一監督(手前)の話に耳を傾ける長友佑都(奥中央)ら日本イレブン=千葉市内(撮影・蔵賢斗)
オーストラリア戦に向け、森保一監督(手前)の話に耳を傾ける長友佑都(奥中央)ら日本イレブン=千葉市内(撮影・蔵賢斗)

A組ではW杯常連国のイランと韓国が抜け出した感がある。韓国は初戦でイラクとスコアレスドローに終わったものの、その後は2連勝。12日にアウェーで行われる鬼門のイラン戦が今後の鍵を握る。韓国とイランは過去に激しい「舌戦」を繰り広げるなどした因縁があり、どちらにとっても負けられない一戦となりそうだ。

B組で日本が12日に対戦するオーストラリアは7日のオマーン戦に3-1と快勝。W杯予選11連勝の「世界記録」を樹立し、波に乗る。ちなみに、これまでは18年W杯ロシア大会でのドイツ、10年南アフリカ大会でのスペイン、06年ドイツ大会でのメキシコが10連勝で並んでいた。しかも、オーストラリアの場合はコロナ禍の影響で、11連勝中10試合がオーストラリア国外での試合。剣が峰の日本にとってオーストラリア戦が難しい試合となるのは、間違いない。

欧州予選-ドイツが一番乗りで出場権獲得

欧州の出場枠は13。予選は出場チームを10組に分け、各組1位が出場権を獲得する。各組2位にネーションズリーグの成績で選ばれる2チームを加えた計12チームがプレーオフに回り、残り3枠を争う。各チームとも5~7試合を消化し、ドイツが一番乗りを果たした。18大会連続20度目の出場。フランスやイタリア、ベルギー、イングランドなども順調に首位をキープする一方で、苦戦しているのが18年ロシア大会に出場したポーランドとアイスランド。ポーランドは強敵イングランドとは1分け1敗だったが、初戦でハンガリーと3-3で引き分けたのが響き、I組3位。アイスランドはアルメニアやルーマニアに黒星を喫し、J組5位に沈む。

一方、7連勝と好調なのがF組首位のデンマーク。12日のオーストリア戦に勝てば、2大会連続6度目のW杯出場が決まる。

南米予選-2強は盤石、3位以下は混戦模様
コロンビア戦で倒されるブラジルのネイマール (AP)
コロンビア戦で倒されるブラジルのネイマール (AP)

全10チームがホームアンドアウェー方式で総当たりする南米予選。出場枠は4・5。4位のチームまでが自動的にW杯に出場し、5位は大陸間プレーオフに回る。今のところ、ブラジルとアルゼンチンの2強はともに無敗で、順調に予選を消化している。混戦なのは3~5位。旋風を巻き起こしているエクアドルがウルグアイ、コロンビアを上回り、3位につける。6位以下のパラグアイ、ペルー、チリにも巻き返しのチャンスはある。

アフリカ予選-コートジボワールとカメルーンが同居

40チームを4チームずつ10組に分けた2次予選が9月に始まったばかり。とはいえ、各組1位チームだけが最終予選に進める「狭き門」。特に共に2大会ぶりの出場を目指すカメルーンとコートジボワールが同居するD組は熾烈な戦いが予想される。両者の直接対決第1戦は2-1でコートジボワールが制したが、勝ち点差はわずかに1。まだまだ紆余曲折がありそうだ。出場枠は5。最終予選は、10チームを5つの組に分けてホームとアウェーで戦い、2試合の合計得点が多いチームがW杯切符を得る。

北中米・カリブ海予選-カナダが粘り強い戦い

2次予選を突破した8チームによる最終予選が9月にスタート。枠は3・5。8大会連続出場を目指すメキシコが無敗で首位を守っている。2位以下は混戦。4位につけるカナダはここまで1勝ながら、メキシコとの1-1をはじめ、4引き分けと粘り強い戦いが光る。出場権を獲得すれば、1986年メキシコ大会以来の快挙となる。


オセアニア予選-予選の詳細な日程は未定

枠は0・5だが、予選の詳細な日程は未定。大陸間プレーオフが2022年6月に行われる予定となっていることから、同年1月に予選を実施し、3月の国際マッチデーを予備日に充てる方針となっている。

表の試は試合数、勝は勝利、分は引き分け、敗は負け、得は得点、失は失点、差は得失点差、点は勝ち点。