自民党の世耕弘成参院幹事長は12日の記者会見で、立憲民主党の生方幸夫(うぶかた・ゆきお)衆院議員(比例代表南関東ブロック)が北朝鮮による拉致被害者について「生きている人はいない」などと発言したことについて「言語道断。絶対に許されるものではない」と述べた。
世耕氏は同日午前の参院本会議で、立民の福山哲郎幹事長が代表質問に立ったことを念頭に「立民側から代表質問で全くこの件は取り上げられず、釈明もしていない。こういった党に政権を任せるわけにはいかない」と指摘した。
そのうえで「政府と自民は、全ての拉致被害者の一刻も早い帰国に向け、引き続き全力で取り組んでいきたい」と強調した。