愛知県が定める毎月11日の「横断歩道の日」に合わせ、南知多ビーチランド(美浜町)で11日、アシカが〝手〟を上げて園内の横断歩道を渡るパフォーマンスを披露した。来園者に手上げ横断の重要性を周知するのが狙い。
横断歩道や標識が設けられたステージに登場したのは、雄のハヤト。右の前脚を上げると、ペンギンを乗せて飼育員が押すカートが一時停止。渡りきったハヤトが深々とお辞儀をすると、観客から大きな拍手が湧いた。
2歳の双子の娘ら家族6人で訪れた同県小牧市の主婦(35)は「動物で啓発をするのは分かりやすい。事故のニュースをよく見るので、大人も気を付けたい」。企画した半田署の島崎浩志署長は「アシカの手上げを記憶にとどめてもらえたら」と話した。