「強皮症」根本治療に光明、医師主導の治験で新薬承認 東大 - 産経ニュース

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「強皮症」根本治療に光明、医師主導の治験で新薬承認 東大

東京大は11日、皮膚や内臓が硬くなる難病の自己免疫疾患「全身性強皮症」の治療に、悪性リンパ腫の患者に使われてきた既存の薬「リツキシマブ」が医師主導の臨床試験(治験)で有効と分かり、国の承認を受けて新たに使えるようになったと発表した。病気の原因となる免疫細胞を取り除く働きがあり、これまでになかった根本的な治療法として期待されている。

強皮症は膠原(こうげん)病と呼ばれる病気の一つ。患者は30~50代の女性に多く、国内に2万人以上いるとされる。進行すると肺が硬くなる間質性肺炎が起こって死亡する恐れがある。これまで患者それぞれの症状に合わせてステロイド薬や免疫抑制剤などが使われていたが、大幅な病状の改善は望めなかった。

東大の研究チームは、長年の研究でリツキシマブの強皮症への有効性を認識。しかし、製造販売元の製薬企業には主体的に治験を行う予定がなかったため、平成29年から東大病院など4施設で医師主導治験を行っていた。