<独自>新しい資本主義実現会議概要判明 来週にも初会合「成長と分配」具体化

山際大志郎経済再生担当相
山際大志郎経済再生担当相

岸田文雄政権の看板政策である「新しい資本主義実現会議」の概要が11日、分かった。これまで官房長官の下で経済成長の具体策を議論してきた「成長戦略会議」を吸収して首相直属の機関とし、担当閣僚には山際大志郎経済再生担当相が就く。来週にも初会合を開き、衆院選を前に首相が掲げる「成長と分配の好循環」のイメージを国民に訴える狙いがある。

初会合では、首相が新型コロナウイルス対策に関連した「数十兆円規模」の経済対策と成長戦略の具体的な中身を迅速にまとめるよう指示する見通し。

首相は8日の所信表明演説で「成長を目指すことは極めて重要であり、その実現に向けて全力で取り組む」と表明。会議ではデジタルやグリーン、人工知能(AI)、量子、バイオ、宇宙など日本経済を牽引(けんいん)する成長分野への投資などがテーマとなる。メンバーには首相や閣僚らに加え、民間から有識者を起用する。

予算編成に向けた経済財政運営の指針「骨太の方針」を議論する経済財政諮問会議とも連携しながら、企業に従業員の賃上げを促すための税制措置などの「分配」についても議論し、「成長と分配の好循環」を具体化する。