大阪府南部の泉州地域で昨年11月、ミニバイクなどで集団暴走したとして、大阪府警交通捜査課などが道交法違反(共同危険行為など)容疑で、府内に住む当時13~16歳の少年53人を摘発したことが11日、捜査関係者への取材で分かった。53人は会員制交流サイト(SNS)などを通じて集まったという。逮捕された7人を含む全員が容疑を認めており、「お祭り感覚だった」「みんなで走るのが楽しい」などと供述している。府警は同日、少年たちを大阪地検に書類送検するなどし、捜査を終えた。
捜査関係者によると、53人は昨年11月15日午前2時45分ごろ、ミニバイクなど32台に分乗し、大阪府岸和田市内の約2・4キロを、集団で蛇行運転や信号無視、広がり走行を繰り返した疑いが持たれている。
少年の一人がSNSに投稿して仲間を募集したところ、投稿を見た少年たちがその知人らに呼び掛けるなどして集団化したという。53人の中には、中学生3人も含まれていた。