「おかえりノムさん」CD発売 南海ファンのバンド作成

「おかえりノムさん ノムラデノムラダ♫」のCDジャケット
「おかえりノムさん ノムラデノムラダ♫」のCDジャケット

プロ野球の南海(現ソフトバンク)などで強打の捕手として活躍し、監督としてもヤクルトで3度の日本一に輝くなどの手腕を発揮し、昨年2月に84歳で死去した野村克也さんをテーマにした楽曲「おかえりノムさん ノムラデノムラダ♫」のCDが発売された。

歌うのはブルースバンドのアンタッチャブル。今回の曲作りは「なんばパークス(大阪市浪速区)の『南海ホークスメモリアルギャラリー』に野村さんの展示が実現したのがきっかけ」と語る。

アンタッチャブルは昭和61年にも、下位に低迷する南海を応援するファンのせつない心情を歌ったシングル「南海ファンやもん」を発表し、話題となった。ボーカルの野本有流(ある)さん(64)は少年時代からの南海ファン。野村さんはヒーローで、あこがれの存在だった。

かつての南海の本拠地・大阪球場の跡地に立つなんばパークスの展示には、さまざまな事情から往年のスターに関する資料が欠落していたが、サンケイスポーツと南海電気鉄道が中心となったプロジェクト「おかえり!ノムさん大阪球場(なんばパークス)に。」の成果として今年2月、新たに野村さん関連の資料が展示へ加わった。

「野村さんを取り上げないと、南海の歴史は途切れてしまう。今回の展示でようやくジグソーパズルの最後のピースが埋まった気持ち」と野本さん。今年6月、アンタッチャブルの相方である幸木無二(むに)さん(63)とレコーディングした作品は、全体に明るい曲調となっている。

レコーディングに臨むアンタッチャブルの野本有流さん(右)と幸木無二さん
レコーディングに臨むアンタッチャブルの野本有流さん(右)と幸木無二さん

歌詞の中の「ノムラでノムラだ」のフレーズは、ビートルズの「オブラディオブラダ」にあやかったが、野本さんは「野村さんはもともとは南海の野村なんだ、と強調したかった。すべての野球ファンに曲を聴いてほしい」とする。

CDにはレコードで発売された当時の音源による「南海ファンやもん」も収録。定価1千円で楽天やAmazonなどネット販売でも購入できる。問い合わせは06・6585・0364(ピー・アイ・エス音楽出版)かinfo@pis-music.com。