イラク国会選 投票率過去最低41% 政治不信歯止めかからず - 産経ニュース

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イラク国会選 投票率過去最低41% 政治不信歯止めかからず

イラク総選挙で投票する女性(左)=10日、バグダッド(共同)
イラク総選挙で投票する女性(左)=10日、バグダッド(共同)

【バグダッド=佐藤貴生】イラクで10日、国会(定数329)の総選挙が行われ、即日開票が始まった。選管当局は11日、暫定投票率が41%だと発表した。2003年のイラク戦争後の国会選としては最低となる見通しで、国民の政治への失望感が示された。

ロイター通信が伝えた。地域別で最も投票率が低いのは首都バグダッドで、30%台前半にとどまるもようだ。イラク戦争後の国会選の投票率では、前回18年の約45%が最低だった。

これまでの開票では、隣国イランや米国などの影響力排除を唱えて最大勢力の維持を目指すイスラム教シーア派有力指導者、サドル師主導の政治組織や、イランと連携する民兵組織の元司令官が率い、第2勢力だった政党連合「征服連合」など、シーア派勢力が最多議席を争っているもよう。

イラクでは19年、汚職の拡大や経済悪化への反感から大規模な反政府デモが発生。政府は政党と無関係の独立系候補が当選しやすくなる制度改正を行い、予定より1年前倒しして今回の選挙を実施した。

しかし、失業率の高止まりや劣悪な行政サービスに歯止めがかからない中、国民の選挙への関心は低調だった。有権者は約2500万人。選挙では電子投票が導入された。

イラクでは03年、米軍などの軍事侵攻でフセイン独裁政権が崩壊。14~17年にはスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が支配地域を拡大するなど混乱が続いた。