ノーベル経済学賞 労働経済学で成果あげた3氏に授与

ノーベル経済学賞の受賞が決まった米大学教授3氏を発表する、スウェーデンの王立科学アカデミーの記者会見=11日、ストックホルム(AP=共同)
ノーベル経済学賞の受賞が決まった米大学教授3氏を発表する、スウェーデンの王立科学アカデミーの記者会見=11日、ストックホルム(AP=共同)

【ロンドン=板東和正】スウェーデン王立科学アカデミーは11日、2021年のノーベル経済学賞を米カリフォルニア大のデービッド・カード教授、米マサチューセッツ工科大のヨシュア・アングリスト教授、米スタンフォード大のグイド・インベンス教授の3氏に授与すると発表した。労働経済学の研究などで成果をあげたことが評価された。

カード氏は最低賃金の引き上げが雇用に与える影響を調査。最低賃金を上げても雇用が減るとはかぎらないことを突き止めた。アングリスト氏は所得と教育期間の関連性を検証。インベンス氏は経済現象を独自の手法で解析した。

スウェーデン王立科学アカデミーは、3氏が雇用分析などを発展させたことにより「社会に大きな利益をもたらした」と強調した。

授賞式は12月10日、新型コロナウイルス禍を考慮し、昨年に続きオンラインで開かれる。受賞者は居住国でメダルなどが授与される。賞金1千万クローナ(約1億2900万円)を3人で分ける。