北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、党創建76年記念日の10日、平壌の党中央委員会本部で党活動の改善と強化に関して演説し、1月の党大会で策定した新たな経済5カ年計画を通じ、衣食住に関わる住民生活の問題解決を急がなければならないと指摘した。党活動に「偏向」した部分が現れているとして、住民本位の活動を徹底して行うべきだとも指示した。
北朝鮮メディアが11日報じた。対外関係や軍事分野への言及はなかった。
昨年の記念日には首都平壌の金日成広場で軍事パレードが開催され、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)が公開された。今年は同広場で記念日を祝う若者らの舞踏会と花火の打ち上げが行われ、軍事パレードはなかった。(北京、平壌共同)