立憲民主党は11日、党所属の生方幸夫衆院議員(比例代表南関東ブロック)が北朝鮮による拉致被害者について「生きている人はいない」などと発言した問題に関する緊急声明を発表した。「われわれは拉致被害者が生存していると信じている」と強調し、生方氏を厳重注意したことを明らかにするとともに、党として謝罪した。
声明は福山哲郎幹事長と森裕子党拉致問題対策本部長の連名。発言について「党としての考え方と全く相いれないものであるのみならず、拉致被害者とご家族、拉致問題の解決に携わってこられたすべての方々を深く傷つけるもの」とし、「改めておわび申し上げる」と謝罪した。
その上で「一日も早いすべての拉致被害者の帰国に向け、全力で取り組んで参る」と記した。