JR西、地震発生時の避難誘導を迅速化 - 産経ニュース

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JR西、地震発生時の避難誘導を迅速化

JR西日本は11日、地震発生時に乗客を迅速に避難誘導できる新システムを6月に京阪神地区の在来線に導入したと発表した。震度を細かく把握して安全な区間を特定し、駅間で停車している列車を素早く最寄り駅まで移動させる。

JR西は約40キロごとに設置した地震計で震度を把握しているが、新システムでは鉄道総合技術研究所が開発した技術を活用し、地震計の実測値から500メートルごとに震度を推計する。乗務員が指令所からの指示を待つことなく、列車を次の駅まで移動できるかどうかを確認できるようになる。JR西は約40キロごとに設置した地震計で震度を把握しているが、新システムでは鉄道総合技術研究所が開発した技術を活用し、地震計の実測値から500メートルごとに震度を推計する。激しい揺れを観測した場合、その地域の列車はいったん停止させる。これまでは指令所の指示が出るまで列車を動かすことができなかった。新システムの導入で安全な区間を特定しやすくなり、乗務員が指令所からの指示を待つことなく、列車を次の駅まで移動できるかどうかを確認できるようになる。平成30年6月に発生した最大震度6弱の大阪北部地震では、駅間で153本の列車が停止し、約14万人の乗客が線路上で降車した。新システムの導入で、同程度の地震が発生した場合、駅間で乗客に降車してもらう列車を約55%減らせるという。

長谷川一明社長は東京都内で記者会見し「今回の技術をまずは乗客の安全な案内につなげ、地震後の安全点検の簡素化にもつなげたい」と述べた。