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「こだま」は何本の「のぞみ」に抜かれるか

最高時速が開業時の「0系」は210キロだったが、現在は最新の「N700S」など、285キロに統一されている。これにより、加速性能も向上し、「こだま」の駅間の所要時間が少しずつ短縮されている。また、ATC(自動列車制御装置)の改良で「こだま」が通過待ちの駅に停車してから、「のぞみ」が通過できるまでの時間、通過してから「こだま」が発車できるまでの時間が短くなった。実際乗ってみて、「こだま」が止まってから、思いのほか早く、「のぞみ」がやってきた気がした。

270キロの「700系」が昨春限りで引退し、全車両が285キロ運転のダイヤに対応可能になったことが「のぞみ」の毎時12本ダイヤにつながったが、「こだま」の進化にも大きく寄与したといえる。

今回の「こだま」の旅はストレスはなく、ホームで駅弁も買えた。JR東海によると、「のぞみ」の毎時12本運転が実施されたのは、昨年度は30日179時間帯、今年度は8月6日までで11日55時間帯。この場合、「こだま」は東京-新大阪間で一部の時間帯を除き、最大19本(のぞみ17本、ひかり2本)に抜かれるという。この遅いようで速い「こだま」にも乗ってみたい。(鮫島敬三)