巨大地震に備え、千葉市で九都県市合同防災訓練

岩の下から負傷者救出の訓練に当たる陸上自衛隊高射学校の隊員ら=10日、千葉市中央区(平田浩一撮影)
岩の下から負傷者救出の訓練に当たる陸上自衛隊高射学校の隊員ら=10日、千葉市中央区(平田浩一撮影)

千葉市中央区の市蘇我スポーツ公園駐車場で10日、「第42回九都県市合同防災訓練」の千葉市会場訓練が行われた。消防など35機関、約270人が参加し、初期消火訓練や救出救護訓練、ライフライン復旧訓練などを行った。

訓練は午前9時半、同市を震源としたマグニチュード7・3、震度6強の直下型地震が発生したという想定で実施した。地震に伴い、崩れ落ちた岩の下から負傷者を助け出す救出救護訓練では、市消防局救助隊が、「誰かいますか。分かりますか」と呼びかけ、災害救助犬が負傷者を発見。陸上自衛隊高射学校(千葉市若葉区)の隊員が岩を撤去し、市消防局救助隊と連携して負傷者を助け出した。

隊員らは、救出した負傷者を日本赤十字社県支部が緊急で設置した応急救護所へ担架で搬送し、医師や看護師らが治療の優先順位を決めるトリアージや応急手当ての訓練を実施。緊急度の高い負傷者を救急車で病院に運ぶなど、緊急時の対応を確認した。

神谷俊一市長は訓練後の講評で、「先日7日には千葉市を震源とする市内で最大震度5弱の地震が発生している。災害はいつ発生するか分からない。今一度、いざというときの備えを確実に行ってほしい」と話した。

同市では、このほかにも重点訓練として小学校など計6カ所で避難所の開設や運営、配給訓練などが本番さながらに行われた。