19年の歳月かけ〝至高の梨〟誕生 新潟発のトップブランドに(1/2ページ) - 産経ニュース

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19年の歳月かけ〝至高の梨〟誕生 新潟発のトップブランドに

木になった「新碧」=新潟県聖籠町の県農業総合研究所園芸研究センター(本田賢一撮影)
木になった「新碧」=新潟県聖籠町の県農業総合研究所園芸研究センター(本田賢一撮影)

新潟県が19年の歳月をかけて開発した和梨の新品種「新碧(しんみどり)」が注目を集めている。実際に食べてみると、とてもみずみずしく、さわやかな甘さが口いっぱいに広がる。ブドウのシャインマスカットなど最近人気の果物はいずれも糖度が高いのが特徴。県は和梨のトップブランドに育てたい考えだ。

栽培しやすく、おいしい

花角英世知事は記者会見で「皮の表面が鮮やかな緑色で、とても甘く、みずみずしい。掛け値なしにおいしい」と述べ、和梨の一大ブランドに育つことに期待を寄せた。

新碧の「新」は新潟生まれを表し、「碧」は表皮の美しい緑色からとった。和梨には、実の表皮が緑色がかった青梨と、茶色っぽい赤梨の2タイプがあり、新碧は前者のタイプだ。

新潟県が開発した和梨の新品種「新碧」(本田賢一撮影)
新潟県が開発した和梨の新品種「新碧」(本田賢一撮影)

最大の特徴は果実が大玉で、甘いこと。実の重さは600グラムほどで、同じ青梨の有名品種、二十世紀(350グラム)の2倍近い。また果汁100グラム中に含まれる糖分の割合(糖度)は13・6%と、二十世紀(11・1%)より高くなっている。

このほか、栽培する農家にも優しい特徴を備えている。まず、人工授粉を行わなくても実がなるため、一つひとつの花に綿棒で花粉を付ける作業がいらず、栽培を省力化できる。さらに病気に強いため、実への袋かけ作業が1回で済む。病気に比較的弱い二十世紀の場合、2回の袋かけが必要になる。

栽培しやすく、おいしい梨。それが新碧だ。