「留学生頼み」から脱却 東京国際大、判断力磨いて初優勝 - 産経ニュース

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「留学生頼み」から脱却 東京国際大、判断力磨いて初優勝

初優勝を果たし、記念写真に納まる東京国際大の選手たち。左端は大志田監督=10月10日、出雲ドーム
初優勝を果たし、記念写真に納まる東京国際大の選手たち。左端は大志田監督=10月10日、出雲ドーム

後続を大きく引き離したアンカーのビンセント・イエゴンが笑顔でゴールテープを切った。10日に行われた「出雲全日本大学選抜駅伝競走」は初出場の東京国際大が2時間12分10秒で初優勝。気温が30度近い季節外れの酷暑のレースを制し、チームに歓喜の輪が広がった。

箱根駅伝でも区間記録をマークしたケニア人留学生がチームの切り札。大志田監督は「アンカーで45秒以内なら逆転できる」と目論んでいたが、3区でトップに立ち、ビンセントは逆に28秒のリードをもらってタスキを受けた。監督は「1区からいい流れで、ビンセントに楽をさせられた」と全員の頑張りをたたえた。

今夏は監督が選手に3パターンの練習メニューを提示し、各自に選ばせた。レースの中での判断力を養うためだ。3区の丹所も暑さの影響でスローペースの選手が多い中、序盤から飛ばしてリードを作り、「日本人選手がどれだけ(他大学との)差を縮められるかが課題だった」と強調した。

2011年創部。選手が集まらず、入学式で部員募集の放送を流したこともある。16年に箱根駅伝に初出場し、昨年卒業した伊藤達彦(ホンダ)は東京五輪の1万メートル代表へと成長した。チームがさらに勢いづく初タイトル。丹所は「全日本、箱根でも3位以内を目指す」と力強かった。(丸山和郎)