成田空港、五輪で国際線旅客数増 前々年水準は依然遠く - 産経ニュース

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成田空港、五輪で国際線旅客数増 前々年水準は依然遠く

東京五輪事前合宿のため来日したソフトボールのオーストラリア代表の選手ら=6月1日、成田空港(納冨康撮影)
東京五輪事前合宿のため来日したソフトボールのオーストラリア代表の選手ら=6月1日、成田空港(納冨康撮影)

成田国際空港会社(NAA)は、8月の成田空港の運用状況(速報値)を発表した。国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比73%増の65万8443人となった。東京五輪・パラリンピック開催に伴い、関係者の出入国などにより国際線旅客数が大幅に増加。ただ、新型コロナウイルス感染拡大前の前々年の420万8294人と比べると84%減で、依然厳しい状況が続いている。

国際線旅客数は21万6953人(前年同月比92%増)。内訳は日本人は5万785人(同69%増)、外国人が7万1978人(同89%増)、通過客が9万4190人(同111%増)。国内線は44万1490人(同65%増)で、夏季需要により格安航空会社(LCC)各社が復便したため、前々年の6割弱まで改善した。

前々年の旅客数は、国際線が342万3230人、国内線は78万5064人だった。

このため、NAAは昨年3月から行っていた空港使用料やターミナル内店舗へのテナント料などの支払い猶予、減免措置を来年4月まで半年間延長する。

また、航空機発着回数は1万1691回(前年同月比24%増)。国際線貨物便が17%増の3624回となり、8月としては過去最高を記録した。NAAによると、国際線旅客便の運休・減便により貨物スペースが減少し、貨物臨時便が多数運航されたことで好調を維持したという。国際線旅客便は4173回(同70%増)、国内線旅客便は3638回(同12%増)となっている。

NAAの田村明比古社長は9月下旬の会見で、「緊急事態宣言解除で、徐々にウィズコロナの状態での経済活動再開が進むと思う。人の移動の活発化に期待している」と話した。