岸田首相、初めての視察先に選んだのは…

都立墨東病院の関係者から説明を受ける岸田首相(左)=9日午前、東京都墨田区
都立墨東病院の関係者から説明を受ける岸田首相(左)=9日午前、東京都墨田区

岸田文雄首相は9日、東京都墨田区の都立墨東病院を訪れ、新型コロナウイルス重症患者病床の医療体制を視察した。終了後、首相は記者団に「最前線で働く皆さんの収入ついても申し上げてきたので、しっかり結果を出していかなければならない」と述べ、看護師や介護士の収入増のほか、公的病院の新型コロナ専用病床化にも意欲を示した。

視察では、病院スタッフから人工呼吸器や人工肺装置(ECMO)について説明を受け、同病院の足立健介院長や若手看護師らと車座で意見交換した。同席した関係者によると医療スタッフの待遇や働き方の見直しも含め、率直な意見交換がされたという。

菅義偉(すが・よしひで)前首相が就任後初めて視察を行ったのは就任11日目で、今回の視察は就任6日目のスピード視察となった。衆院選(19日公示、31日投開票)が間近に迫っており、首相は記者団に「できるだけさまざまな分野の現場に足を運んで話を聞かせていただく」と述べ、自身の「聞く力」をアピールした。