台湾「断固国家主権守る」 習氏の統一主張に反発

台湾の蔡英文総統=台北(総統府提供・共同)
台湾の蔡英文総統=台北(総統府提供・共同)

台湾で対中政策を主管する大陸委員会は9日、この日の演説で中台統一実現に強い自信を示した習近平・中国国家主席に対し「台湾の未来と発展について決定権があるのは台湾人だけだ」と訴え、中国の圧力に対抗し「断固として国家主権を守る」と強調した。

委員会は孫文が主導した辛亥革命について「中華民国(台湾の正式名称)の記念日だ」と表明し、習氏が演説で共産党が「(孫文の)最も忠実な継承者」と主張したことを「歴史の捏造(ねつぞう)だ」と非難した。

さらに中国が「一国二制度」による統一を主張し、武力行使も辞さない姿勢を維持していることに対し「台湾人は明確に拒絶している」と指摘。侵入と破壊の挑発行為を放棄し、蔡英文総統が主張する「平和、対等、民主、対話」に基づく交流に応じるよう中国側に呼び掛けた。(共同)