【イマドキTV+】パソコンが一発変換してくれる国民的アニメ - 産経ニュース

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パソコンが一発変換してくれる国民的アニメ

原稿を書こうと思って「れんごくきょうじゅろう」と打ち込んでみたら、さくっと「煉獄杏寿郎」に変換されて驚いた。竈門炭治郎(かまどたんじろう)、我妻善逸(あがつまぜんいつ)、嘴平伊之助(はしびらいのすけ)、甘露寺蜜璃(かんろじみつり)…『鬼滅の刃』の登場人物が全員一発変換。どうなってるんだ、私のマックブック。こんな固有名詞を登録した覚えはない。どうやら自動アップデートされた際に、アップルさんが変換用の辞書に追加してくれたようだ。

タブレット端末で試してもピタッと予測変換。初めて漫画を読んだときには「暴走族かい!」と思わずツッコんでしまった画数過剰な難読人名が、いまやデジタル端末に標準登録されている。それほどの国民的アニメになったということだ。中身についても説明不要かもしれないけれど、一応おさらい。

人を食う不死身の鬼が横行する時代、鬼を倒せる唯一の武器である日輪刀を携えた鬼殺隊の戦いぶりを描く。敵のボスキャラ12人で構成する「十二鬼月(じゅうにきづき)」。鬼を生み出しているラスボスは鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)。「柱」と呼ばれる鬼殺隊の精鋭は次元の違う強さで、主人公の炭治郎はその域に近づくために必死で努力を重ねる。

勧善懲悪。わかりやすい成長譚(たん)。仲間たちとの友情。炭治郎が鬼になってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻そうとしているという設定も心を揺さぶる。そういうすがすがしさと対照的なのが、対決場面のグロテスクさ。血がドバドバ流れ、手足や首が宙を飛ぶ。

テレビ第1期の「竈門炭治郎 立志編」に続いて、映画の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が昨年公開され、大ヒットしたのはご存じの通り。なのに先日テレビで放映されると視聴率は22・9%(関西地区)って、みんな何回見れば気が済むのか。と言いつつ、私もやっぱり見てしまったけど。

明日10日からテレビアニメ版「無限列車編」(カンテレ日曜深夜)が放映される。えーっ、さっさとその先の「遊郭編」をやっちゃってよ、と思ったが、また見てしまうだろうなぁ。(ライター 篠原知存)