米・メキシコ麻薬対策で連携、初の安保対話開催

8日、メキシコ市で行われた記者会見で握手するブリンケン米国務長官(左)とメキシコのエブラルド外相(ゲッティ=共同)
8日、メキシコ市で行われた記者会見で握手するブリンケン米国務長官(左)とメキシコのエブラルド外相(ゲッティ=共同)

米メキシコ両政府は8日、メキシコ市で初の「ハイレベル安全保障対話」を開催し、メキシコから米国に流入する麻薬や国境を越えて活動する犯罪組織などに連携して対処するとの共同声明を発表した。

ブリンケン米国務長官は対話の冒頭、麻薬や犯罪組織について「国家の安保問題だ」と危機感を示し、対策が急務だと訴えた。メキシコ側からはエブラルド外相らが参加した。

両国政府は、米当局が昨年10月に麻薬取引に関与した疑いでメキシコの前国防相を一時拘束したことで冷却化した関係の改善を進めている。安保対話もその一環とみられる。

共同声明などによると、両国はメキシコで相次ぐ麻薬組織の抗争、犯罪の原因となっている格差や汚職、薬物依存などへの対策でも協力し、米国からメキシコに密輸されている銃の問題に取り組むことでも一致した。(共同)