フィリピン大統領選立候補受け付け終了 ドゥテルテ氏長女届け出ず - 産経ニュース

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フィリピン大統領選立候補受け付け終了 ドゥテルテ氏長女届け出ず

元プロボクサーでフィリピン上院議員のマニー・パッキャオ氏(福島範和撮影)
元プロボクサーでフィリピン上院議員のマニー・パッキャオ氏(福島範和撮影)

【シンガポール=森浩】フィリピン大統領選(2022年5月投開票)の立候補受け付けが8日、締め切られた。元プロボクサー、パッキャオ上院議員らが届け出たが、ドゥテルテ大統領の長女で後継者とされる南部ダバオ市長のサラ氏は立候補を見送った。ただ、11月15日までは各党が候補者を差し替えることができるため、サラ氏が直前に出馬に転じる可能性も残されている。

選挙戦にはパッキャオ氏のほか、独裁政権を敷いたマルコス元大統領の長男、フェルディナンド・マルコス元上院議員▽首都マニラ市のイスコ・モレノ市長▽ドゥテルテ氏と対立するロブレド副大統領-らが出馬を届け出た。

地元機関が9月に実施した次期大統領にふさわしい人物を問う世論調査によると、サラ氏との回答が20%で首位。以下、マルコス氏(15%)、モレノ氏(13%)、パッキャオ氏(12%)と続く。サラ氏は大統領職には意欲を示しておらず、大統領選と同日のダバオ市長選に立候補を届け出た。8日には自身のフェイスブックで、市長を続けたいことを理由に大統領選に出馬しない意向を改めて強調した。

フィリピン憲法は大統領任期を「1期6年」と規定している。権力維持を図りたいドゥテルテ氏は大統領選と同時に直接投票で行われる副大統領選出馬を模索したが、「憲法の趣旨に反する」と批判を浴び、断念することを明らかにしている。