米でタリバン司令官起訴、テロ追及継続を強調

米ワシントンにある司法省本部(ロイター)
米ワシントンにある司法省本部(ロイター)

米司法省は7日、アフガニスタンで米兵らに対するテロに関与したなどとして、イスラム原理主義勢力タリバンの部隊司令官、ハジ・ナジブラ被告(45)を東部ニューヨーク州の連邦大陪審が起訴したと発表した。

司法省は声明で「世界のどこでも米国人に危害を加えた者を特定し法の裁きにかける」と強調。8月にタリバンがアフガンの実権を掌握し、米軍が同国から完全撤収した状況下でも、「テロとの戦い」とタリバン側への追及を続ける姿勢を改めて示した。

起訴状によると、アフガン中部ワルダク州のタリバン部隊を率いていた同被告は2008年6月、アフガン駐留米軍の車列を狙ったテロを指揮し、米兵3人とアフガン人通訳1人を殺害。このほかにも07~09年にかけ、米軍ヘリを撃墜する攻撃や、米国人ジャーナリスト1人とその現地協力者2人の拉致などに関与した。同被告は昨年10月に拘束され、ウクライナを通じて米国に移送されていた。(ワシントン 大内清)