拉致解決済の主張「まったく受け入れられない」 松野官房長官が北朝鮮に反論

「民間・安全武力閲兵式」に臨む金正恩朝鮮労働党総書記(コリアメディア提供・共同)
「民間・安全武力閲兵式」に臨む金正恩朝鮮労働党総書記(コリアメディア提供・共同)

松野博一官房長官は8日の記者会見で、北朝鮮外務省が岸田文雄首相の就任に触れ、「拉致問題は完全に終わった問題だ」と指摘したことについて、「主張は全く受け入れることができない」と反論した。

松野氏は「拉致問題は内閣の最重要課題だ。首相は条件を付けずに金正恩(キムジョンウン)委員長と直接向き合う決意を述べている。政府一体となって全力で取り組んでまいりたい」と強調した。

北朝鮮外務省は7日付で「拉致問題は完全に終わった」などと主張する記事をホームページに掲載した。

首相は5日、バイデン米大統領との電話会談で拉致解決へ日米の連携を確認。横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(85)ら家族に電話して解決の決意を伝え、早期に面会する意向を示していた。北朝鮮当局が首相の就任に言及したのは初めて。