眞子さまご結婚会見へ 4年ぶり小室さん何語る

成田空港に到着した小室圭さん=9月27日午後、成田空港(納冨康撮影)
成田空港に到着した小室圭さん=9月27日午後、成田空港(納冨康撮影)

秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまのご婚約内定相手、小室圭さん(30)が先月、滞在先の米国から帰国して以降、お二人の結婚に向けた動きが加速している。宮内庁は1日、26日に眞子さまが結婚し、皇籍を離脱されると正式発表。平成29年9月の婚約内定発表以来、4年ぶりにお二人の記者会見も実現する。結婚延期の背景にあった課題は、すべてクリアされたのか-。会見で直接語られる言葉に、注目が集まる。

カメラの放列を前に

窓の外を、航空機の尾翼が横切った。赤い鶴のシンボルマークの機体が、ゆっくりと路面を滑る。

9月27日午後、小室さんを乗せたニューヨーク発の日航便が成田空港に降り立った。到着ゲートのある第2ターミナルでは、およそ150人の報道関係者が待ち構えていた。

「今、到着しました」

テレビ局のリポーターが一斉に実況する中、3年ぶりに空港に姿を見せた小室さんは、以前よりも少しほっそりとして、大人びた印象。ダークスーツにブルーのシャツを合わせ、長く伸びた髪を後ろで一つに束ねていた。

10人ほどの屈強な警備関係者に囲まれ、スーツケースを片手にブリッジを歩いてきた小室さんは、報道陣の前で立ち止まると、腰を90度に折り曲げて一礼。駐車場で車に乗り込む際には、報道陣から「眞子さまにはいつ会われますか」と声をかけられる場面もあったが、この日、公に何かを語ることはなかった。

米国で基盤、着実に

「色々なことを急ぎ過ぎていたのだと思います」

宮内庁がお二人の結婚関連儀式の延期を発表したのは、平成30年2月のことだった。眞子さまは小室さんとともにお気持ちの文書を公表し、延期の理由を「結婚後の生活について、充分な準備を行う時間的余裕がない」とご説明。延期期間を「新たな生活を始めるための時間を作る良い機会」ととらえ、「必要な準備を行う」とつづられていた。

当時、都内の法律事務所にパラリーガルとして勤務しながら、大学院で経営法務を学んでいた小室さんはその半年後、留学のため渡米。今年5月に現地のロースクールを卒業し、ニューヨーク州の司法試験を受験して現地の法律事務所への就職を決めた。事務所ホームページには「法務助手」として小室さんの名前と経歴が掲載されており、今年末に弁護士資格を取得できれば、弁護士として勤務するとみられる。

米法曹界の雇用情報を扱う専門組織「NALP」によると、1年目の弁護士の平均年収は1月時点で16万5千ドル(約1800万円)といい、お二人が描いた「新たな生活」の基盤はこうして3年の月日をかけ、海を隔てた米国で着実に整えられていった。

金銭問題の行方は

一方、ご結婚延期の背景には、もう一つの大きな「課題」があった。

婚約内定発表後の29年12月以降、週刊誌などが相次いで小室さんの母親と元婚約者の男性との「金銭トラブル」を報道。結婚の延期が発表されたのは、ほどなくしてだった。秋篠宮さまは、こうした報道を受け止めた上で、お二人が「問題をクリア」にし、「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況」になることを望まれた。

小室さんは31年1月以降、トラブルについて説明する文書を2度に渡り公表。男性側に解決金を渡す意向も示した。眞子さまも宮内庁を通じて結婚の意志を改めて示し、小室さんの文書について「理解して下さる方がいらっしゃれば」とフォローされた。

ただ、男性から小室さんの母親への金銭的な支援を、「借金」ではないと改めて説明した文書は、多くの人の理解を得るには至らなかった。その後、トラブル解決に向けた交渉にも大きな進展はなく、秋篠宮さまが示された国民の「納得」と「祝福」というハードルは越えられないまま、お二人がたどりついたのが、戦後初めて儀式を経ない「異例」の形式でのご結婚だった。

結婚後の生活基盤が整う一方、最終局面においてもまだ、宙に浮いたままの「トラブル」-。宮内庁は、眞子さまが自身や小室さん、その家族に対する「誹謗(ひぼう)中傷」により、「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と診断されるほど精神的な苦痛を抱えていると公表したが、それでも眞子さまは、小室さんとともに記者会見に臨むことを希望されているという。26日、小室さんの心境が初めて、肉声で明らかにされる。