首都圏地震、32人けが 鉄道混乱、帰宅困難者続出

地震があったJR品川駅前で、タクシーを待ち列をなす大勢の人たち=8日午前0時49分
地震があったJR品川駅前で、タクシーを待ち列をなす大勢の人たち=8日午前0時49分

首都圏直下で7日深夜に最大震度5強を観測した地震で、総務省消防庁の8日朝の集計によると負傷者は32人に上った。うち重傷は埼玉県で2人、千葉県で1人。鉄道の運転見合わせが相次ぎ、駅では帰宅しようとタクシーを待つ人々で長蛇の列ができた。多くの路線で運転を再開したが、脱線した新交通システム「日暮里・舎人ライナー」(東京都)は復旧の見込みが立っていない。地震は7日午後10時41分ごろに発生。東京都足立区や埼玉県川口市などで震度5強を観測。東京23区でこれだけの揺れが観測されるのは10年前の東日本大震災以来。

震源地は千葉県北西部で震源の深さは約75キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・9。津波はなかった。警視庁によると、日暮里・舎人ライナーの舎人公園駅(足立区)付近で、走行していた5両編成のうち一部車両が脱線。乗客3人が転倒するなどして負傷。総務省消防庁によると、けが人が出たのは他に群馬、埼玉、千葉、神奈川各県。JR東日本は8日朝から多くの路線で運転を再開したが、混雑のため川口駅(埼玉県)などで入場規制を実施した。

7日夜の地震の影響で運行ダイヤが乱れ、JR横浜線の町田駅では入場規制がかかり、通勤客らの長蛇の列ができた=8日午前7時48分、東京都町田市(寺河内美奈撮影)
7日夜の地震の影響で運行ダイヤが乱れ、JR横浜線の町田駅では入場規制がかかり、通勤客らの長蛇の列ができた=8日午前7時48分、東京都町田市(寺河内美奈撮影)


脱線した日暮里・舎人ライナー(上)=8日午前8時25分、東京都足立区(共同通信社ヘリから)
脱線した日暮里・舎人ライナー(上)=8日午前8時25分、東京都足立区(共同通信社ヘリから)