立憲民主党の枝野幸男代表は8日、岸田文雄首相の所信表明演説について、看板政策の「新しい資本主義」実現などに関し具体的に説明しなかったと指摘し、「本当に中身はスカスカだ」と断じた。「私たちのほうが圧倒的に具体策を持っていると改めて自信を持った」とも語り、11日の衆院本会議での代表質問で具体的な政策を訴える意向を示した。国会内で記者団に語った。
また、自民党総裁選で首相が訴えていた政策が「政府や自民党の中で合意を得られなかったのか、(所信表明演説で)全く触れられなかったのは残念だ」と述べた。首相は総裁選で、感染症対応を一元的に担う「健康危機管理庁」創設や、金融所得課税の見直し検討といった政策を挙げていたが、8日の所信表明演説では直接言及しなかった。