都が医療警戒レベル引き下げ 10カ月ぶり

モニタリング会議後、取材に応じる東京都の小池百合子知事=7日午後、都庁
モニタリング会議後、取材に応じる東京都の小池百合子知事=7日午後、都庁

東京都は7日、新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議を開き、医療提供体制に関する4段階の警戒レベルを現在の最高度から1段階引き下げた。入院患者数や重症者数の減少のほかワクチン接種が進んだ状況を踏まえ、確保病床も現在の6651床から4千床まで引き下げる。小池百合子知事は「医療従事者の皆さんには一度休んでいただきたいという気持ち」と述べた。

都は医療提供体制について、昨年12月から最高度の「体制が逼迫(ひっぱく)し通常の医療が大きく制限されている」と位置付けていた。約10カ月ぶりに、上から2番目の「通常の医療が一部制限されている」に引き下げた。この日の会議では、感染状況に関する警戒レベルも前週に続いて1段階引き下げ、上から3番目の「改善傾向にあるが注意が必要」とした。

7日間平均の新規感染者数は6日時点で159人となり、8月下旬から連続して減少した。感染第5波のピーク時に4千人を超えていた入院患者数は6日時点で751人に、重症者数もピーク時の297人から77人まで大幅に減った。国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「ワクチンの影響は非常に大きい。この状況に医療者として安堵(あんど9している」と述べた。