山口FG、調査結果公表見送り 報告書「権限逸脱あった」 - 産経ニュース

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山口FG、調査結果公表見送り 報告書「権限逸脱あった」

山口FGが入るビル山山口県下関市
山口FGが入るビル山山口県下関市

山口フィナンシャルグループ(FG)は7日、臨時取締役会を開き、吉村猛前会長グループ最高経営責任者(CEO)が解任されるきっかけとなった新銀行の設立構想に関する調査報告書を受けた対応を議論した。当初は今後の対応方針を決定し、調査結果と併せて公表する予定だったが、審議を継続する必要があるとして、同日の公表を見送った。後日、改めて臨時取締役会を開く。報告書は、吉村氏に「権限の逸脱があった」とし、解任は「適切だった」と認定した。

臨時取締役会には吉村氏含め取締役10人全員が出席した。同社は「企業統治の実効性を高める対応方針を決定すべく、審議を継続することとした」としている。

関係者によると、吉村氏は独断で消費者金融大手アイフルと提携して新銀行を設立し、親交のあるコンサルタント会社元役員をトップに据える構想を進めた。このコンサルと複数の契約も結んでいた。

報告書では、新銀行の構想を取締役会に説明せずに進めたことを「不適切」と指摘。経営上の重要事項であり、取締役会に諮る必要があったとして「職務規定に違反する行為」と問題視した。取締役会が吉村氏を解任したことは「適切だった」と結論付けた。

また、調査の過程で、吉村氏が証券会社との提携を独断で進めていたことも確認されたという。

取締役会に諮らずに経営上の重要事項を進めたことは、企業統治上の問題があったとして、山口FGは6月に吉村氏の会長CEO職を解任。社内調査本部を設置し、詳しい経緯を調べて9月末に報告書をまとめていた。