中国恒大、保証先がデフォルト懸念

中国恒大集団のロゴ=9月26日、中国・深圳(ロイター)
中国恒大集団のロゴ=9月26日、中国・深圳(ロイター)

【北京=三塚聖平】米ブルームバーグ通信は7日、経営危機に陥った中国不動産大手「中国恒大(こうだい)集団」の傘下企業が出資する合弁企業が発行した米ドル建て社債2億6千万ドル(約290億円)が、満期を迎えても元本の支払いが行われていないと報じた。このままデフォルト(債務不履行)と確定されれば、支払いを保証する恒大集団までデフォルトとみなされる可能性があるという。

総額33兆円の巨額負債を抱える恒大集団の資金繰りは綱渡り状態が続く。今回は新たな懸念が生じている形で、さらに状況が悪化する可能性がある。

ブルームバーグによると、問題となっている社債は3日に償還期限を迎えたが、複数の債権者が支払いを受けていない。恒大集団は同社債の支払いを保証しているため、連鎖的にデフォルトに陥る可能性が生じているという。

恒大自身も、9月23日と29日に米ドル建て社債の利払いを見送ったとみられる。それぞれ30日間の猶予期間があるが、デフォルト懸念がくすぶる。年末に向け相次ぎ社債の利払い期限を迎えるため、保有資産の売却などによる資金手当てを目指している。