【新閣僚に聞く】「財政健全化の旗降ろさず」 鈴木俊一財務相兼金融担当相 - 産経ニュース

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新閣僚に聞く

「財政健全化の旗降ろさず」 鈴木俊一財務相兼金融担当相

鈴木俊一財務相
鈴木俊一財務相

--岸田文雄首相は年内に数十兆円規模の追加経済対策を策定する方針だが、歳出増圧力と財政健全化をどう両立させるか

「財政に対する市場の信認を確保することも必要だ。新型コロナウイルス禍のような危機発生時の対応余力を確保するために財政健全化の道筋を確かなものにする必要がある。しっかりと(財政健全化の)旗を降ろさず、令和7年度の基礎的財政収支黒字化に向けて取り組んで参りたい」

--9月の業務改善命令発出後もシステム障害が発生し、現在も検査中のみずほ銀行とみずほフィナンシャルグループへの対応は

「一連のシステム障害に関して、みずほ自らが徹底した原因究明、万全の再発防止を図ることが重要。みずほの対応をしっかりとフォローアップしていく。システムとガバナンス面の全般的な検証の結果を踏まえて必要な対応を行う」

--12日から始まる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で国際課税改革が議題となる

「7月に大筋合意がなされ、現在、最終合意に向けて詰めの協議が行われている。麻生太郎前財務相が主導権をとって議論を進めてきた経緯があり、100年ぶりの見直しが成就できるよう期待している」

--人口減少など厳しい環境にある地方銀行の経営改善への認識は

「地銀は地域経済にとって非常に大切だ。人口減少などで経営環境は非常に厳しさを増しているが、時間軸をもって、将来を見据えた経営改革に着実に取り組むことが求められている。金融庁として合併や経営統合をしやすい環境をつくってきた。個々の経営判断だが、(合併や統合は)経営改革の1つの選択肢なので、取り組みを促していきたい」(永田岳彦)