性適合手術で除隊は違法 韓国、自殺の原告勝訴 - 産経ニュース

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性適合手術で除隊は違法 韓国、自殺の原告勝訴

2020年1月、性別適合手術後に韓国軍が除隊決定したことについて、涙を流しながら記者会見するピョン・ヒスさん=ソウル(聯合=共同)
2020年1月、性別適合手術後に韓国軍が除隊決定したことについて、涙を流しながら記者会見するピョン・ヒスさん=ソウル(聯合=共同)

性別適合手術後に女性として韓国軍での服務続行を望んだが、手術を理由に除隊させられたのは不当だとして当時20代の下士官だったピョン・ヒスさんが陸軍に処分の取り消しを求めた訴訟で、中部の大田地裁は7日、「処分は違法」として原告勝訴の判決を言い渡した。

ピョンさんは提訴後の今年3月に自殺したが、遺族が訴訟を引き継いでいた。

支援団体は、復職という「素朴で平凡な夢は、亡くなった後にようやく認められた」と国防省や軍を批判し「軍での性的少数者に対する嫌悪や差別をなくすため努力するべきだ」と要求した。

ピョンさんは陸軍の戦車部隊に所属していた2019年11月、タイで性別適合手術を受け、裁判所で性別変更の手続きも行った。しかし、軍は男性器を失ったことなどが「心身障害」に当たるとして、20年1月に除隊処分を決定した。

地裁は、男性器喪失などを心身障害とした処分は「違法であり、取り消されなければならない」と判断した。(共同)