【子ども点描】高校から大学へ 探求が導く(1/2ページ) - 産経ニュース

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子ども点描

高校から大学へ 探求が導く

今回は、小学校から大学までの教育に関係することについてお話をします。学習指導要領が新しくなり、令和2年度に小学校、3年度に中学校、そして来年度から高校の教育が変わります。学習指導要領は子どもたちを取り巻く社会環境に応じておよそ10年ごとに改訂されています。今回の改訂では、小中高を通して自ら能動的に学習するということが柱となり、探究活動が重要視されています。

大学では、知識や技術の修得に基づいた、主体的な学びにより高等教育を展開しています。既存の科学を超えた新しい発見は、探究心から生まれるのですが、大学教育が高校と違う点はここにあります。つまり学習者自身が探究心を持ち、新しいものを作り出してゆくのです。その意味で、高校のときの教育と大学教育は少し異なるのですが、その切り替えは簡単ではなく、入学後もしばらく高校の延長のような学習態度が続く人もいます。

今回の改訂では、学ぶことに興味や関心を持ち、見通しを持って粘り強く取り組む「主体的な学び」や、先哲の考えを手掛かりに思考を広げ深める「対話的な学び」、知識を相互に関連付けてより深く理解する「深い学び」が挙げられています。

これを実現するために、来年度から始まる高校教育では、「理数探究基礎」や「理数探究」の科目、伝統や文化に関する教育を深める「古典探究」「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」科目、そして「総合的な探究の時間」が導入されました。

これらは、生徒の学びに向かう力や未知の状況に対応する力を導くものと考えられます。