「家族のようにうれしい」 リスト氏ノーベル賞に北大同僚喜び

記者会見する北海道大の辻信弥特任助教(右)と前田理氏=7日午前、札幌市
記者会見する北海道大の辻信弥特任助教(右)と前田理氏=7日午前、札幌市

北海道大は7日、特任教授として在籍しているベンジャミン・リスト氏(53)のノーベル化学賞受賞決定を受けて記者会見した。同僚らは「家族のことのようにうれしい」などと喜びを語った。

ドイツのマックス・プランク石炭研究所所長のリスト氏は、平成30年から北大化学反応創成研究拠点の主任研究者として研究に取り組み、昨年5月から特任教授にもなっている。前田理拠点長(42)は「いつかノーベル賞を取るとは思っていたが、こんなに若くして取るとはびっくり」と驚きを隠さなかった。

同じ研究チームの辻信弥特任助教(32)は「(リスト氏は)気さくでフレンドリー。研究に対し真剣で自分の興味を重要にしている」と話した。

リスト氏と米プリンストン大のデービッド・マクミラン教授(53)は、狙った化合物を安価で効率的に作る新たな触媒を開発。インフルエンザ薬タミフルの製造に使われるほか、太陽電池の部品を構成する化合物だけを効率的に合成することを可能にした。