米国務長官、恒大問題で中国に「責任ある行動」要請

ブリンケン米国務長官(ロイター=共同)
ブリンケン米国務長官(ロイター=共同)

ブリンケン米国務長官は6日、中国不動産大手、中国恒大集団の経営危機を巡り、世界経済全体へ悪影響が波及しないよう中国政府に対して「責任ある行動」を求めた。米ブルームバーグテレビのインタビューに答えた。

ブリンケン氏は「われわれの経済は非常に複雑に絡み合っており、中国が経済的に行うことは文字通り全世界に大きな影響を与える」と強調し、恒大の経営危機が世界での金融市場や、経済に悪影響を与えることへの懸念を表明した。

その上で「中国経済に大きな影響を与えるような時には中国が責任を持って行動し、あらゆる課題に効果的に対処する」ことを求めた。

恒大は資金繰りが悪化し、投資家らの間でデフォルト(債務不履行)への懸念が強まっている。(共同)

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