高専衛星「イプシロン」打ち上げ、また中止 上空の風で

上空の風のため、打ち上げが中止された小型ロケット「イプシロン」5号機=7日午前9時43分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(共同通信社ヘリから)
上空の風のため、打ち上げが中止された小型ロケット「イプシロン」5号機=7日午前9時43分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(共同通信社ヘリから)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で予定していた小型ロケット「イプシロン」5号機の打ち上げを、上空の風のため再び中止した。5号機の打ち上げ中止は装置の不具合に伴い見送った1日に続き2度目。高知工業高等専門学校など国立高専10校が共同開発した小型衛星など、イプシロンで最多の9基を運ぶ予定だった。

JAXAによると、5号機は直径2・6メートル、全長26メートル、重さ96トンで、打ち上げ費用を含めた総開発費は58億円。当初1日に打ち上げる予定だったが、衛星信号を取り込むケーブルの接続部が緩み装置の時刻情報が狂う不具合が発生。19秒前にカウントダウンを止め、発射は延期となった。

イプシロンは平成25年9月の1号機から4回連続で打ち上げに成功している。4号機は31年1月、衛星7基を搭載して打ち上げられた。