〈独自〉露、大和堆周辺でのミサイル演習を再通告

5月、ロシア・ウラジオストクの軍事パレードで公開された地対空ミサイル「S400」(共同)
5月、ロシア・ウラジオストクの軍事パレードで公開された地対空ミサイル「S400」(共同)

ロシア政府が、日本の排他的経済水域(EEZ)の好漁場「大和堆(やまとたい)」周辺を含む日本海海域で、ミサイル演習を行うと再通告してきたことが7日、日本政府関係者への取材で分かった。ロシア側は今月、9日まで演習を行うと通告してきていたが、4日までに「完了した」と通告を解除していた。

政府関係者によると、ロシア側は8日まで、日本のEEZ周辺を含む日本海でミサイル射撃を行うとしている。海軍艦艇による演習とみられる。

日本政府は外交ルートを通じ、演習海域に日本のEEZが含まれていることを指摘し「わが国周辺のロシア軍の活動を関心を持って注視する」と改めて伝えた。ロシアが日本周辺での軍事活動を常態化する恐れがあるとみて警戒を強めている。

国連海洋法条約はEEZでの軍事演習を明確に規制していないが、他国のEEZ内での行動には配慮するよう求めている。

ロシア軍は5日、日本海で艦船によるミサイル訓練を実施したと発表したが、具体的な場所は明らかにされていない。ロシアは不法占拠する北方領土の国後(くなしり)島と択捉(えとろふ)島に地対空ミサイルシステムを実戦配備して演習を繰り返すなど、実効支配を強める動きを続けている。