豪雨で崩落の本堂屋根改修に向けCF 京都の戒光寺 - 産経ニュース

メインコンテンツ

豪雨で崩落の本堂屋根改修に向けCF 京都の戒光寺

崩落した本堂裏の屋根(戒光寺提供)
崩落した本堂裏の屋根(戒光寺提供)

8月の豪雨で本堂の屋根の一部が崩落した泉涌寺塔頭の戒光(かいこう)寺(京都市東山区)が7日、屋根の改修工事に向けてクラウドファンディング(CF)での寄付を募ると発表した。工事費用は1億円以上と見込まれるが、寄付や補助金では足りず、300万円を目標にしている。

崩落したのは、本堂裏側の上下2層ある屋根の下屋根の中央部分(幅約7メートル)。8月28日朝、副住職が発見した。

本尊の釈迦如来立像について説明する渡辺恭章住職=7日、京都市東山区の戒光寺
本尊の釈迦如来立像について説明する渡辺恭章住職=7日、京都市東山区の戒光寺

鎌倉時代の仏師、運慶と湛慶親子の合作とされ、「丈六(じょうろく)さん」の名で親しまれている本尊の釈迦如来立像(重要文化財)は無事だった。

本堂は約370年前の江戸時代築。国や府の指定文化財となる可能性がある府暫定登録文化財に登録されていたが、老朽化で屋根や瓦の傷みが激しく、寺は令和10年の開創800年に向けて改修工事を予定していた。

屋根の修復のために集まった寄付は約4500万円。国や府などの補助金を差し引いても5千万円ほど不足する。渡辺恭章(きょうしょう)住職は「本尊をお守りできるよう、支援をお願いしたい」と呼びかけた。

CFは8日~来年1月7日に、CFサイト「THE KYOTO」で実施。茶会への招待や物品などの返礼が用意されている。問い合わせは戒光寺(075・561・5209)。