「関電は手ぬるい」 株主側が批判 - 産経ニュース

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「関電は手ぬるい」 株主側が批判

関西電力の金品受領問題で、法人としての関電が旧経営陣6人に19億円余りの損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、大阪地裁であった。

関電を揺るがした金品受領問題は発覚から約2年を経て、問題の中核的存在ともいえる歴代3社長らに対する法的責任の追及が本格的に始まった。とはいえ原告側の現経営陣にとって被告はかつての上司に当たる。原告側として席を並べる株主代表側は「関電の姿勢は手ぬるい。旧経営陣とのなれ合いは許されない」と関電側を牽制(けんせい)する。

今回の訴訟では、一連の問題発覚による株価の低下などで損害を被ったとする株主側が関電側に対し、現旧経営陣や監査役に賠償請求するよう求めたという経緯がある。

関電側は、取締役としての注意義務に違反すると調査委員会で認定された八木誠前会長ら6人に被告を絞り込み、監査役や現経営陣らの追及を見送った。これに対し株主側は「責任範囲も金額も少なすぎる」と反発。今回の被告からは外れた現経営陣らにも賠償を求める株主代表訴訟を別に起こしている。

この日、法廷に立った株主の末田一秀さん(64)は「公益企業でありながら、社会常識からかけ離れた経営方針が決められ、問題だ」と意見陳述。株主側代理人の河合弘之弁護士は弁論終了後の会見で、旧経営陣と関電側のなれ合いが訴訟に影響しないよう注視するとした。

■ 関電旧経営陣、初弁論で棄却求める 金品受領問題