翔タイム!大谷

二刀流、2022年の行方は? 待ち受ける大記録と大型契約

来季の大谷は外野手としての活躍も見られそうだ(AP)
来季の大谷は外野手としての活躍も見られそうだ(AP)

グラウンド外を騒がせそうなのが、22年に切れる契約の行方だ。現在の契約は21年から2年総額850万ドル(約9億4000万円)。内訳は21年が300万ドル、22年が550万ドル。だが、これは年俸調停を回避する形で結ばれたもの。大谷が本格的な契約交渉を繰り広げるのは23年からなのだ。

しかも23年オフにはFA(フリーエージェント)になる。メジャーに渡ったとき、大谷の最大の希望だった二刀流での出場を認めたことが、エンゼルスに決めたポイントだった。ヤンキースは難色を示したため合意に至らなかったとされる。だが、「球団は間違っていたと判断したようだ。FAの際は二刀流を認めて獲得に動くだろう」(ITサイト「ニュージャージー・コム」)と変化している。

そんな噂が飛び交う中で大谷が今季本拠地最終戦後の9月26日に発言したのが「エンゼルスは好きなチームです。ただそれ以上に、勝ちたいという気持ちが強いです」。14年を最後に7年もポストシーズンから遠ざかり、そのうち6度は勝率5割以下。22年もオフによほどの補強をしない限り、ア・リーグ西地区の強敵アストロズを上回ることは難しく、ワイルドカードによる進出がやっとという状況に変わりはない。

マドン監督は「このチームを去りたいということは聞いたことがない。勝ちたいという気持ちは誰もが思っていることだ」と火消しに懸命。

CBSスポーツは、「大谷がこのオフにエンゼルスと契約交渉を行うことに何の障害もない」として、「金銭的にこだわるなら、年俸の規則がなくなる25歳までメジャーには来なかっただろう。早く来たのは最高のリーグでプレーし、そこで勝つことが最優先なのだ」と、大谷の気持ちを代弁した。

そうはいっても契約の金額は名選手の最大の指標。エンゼルスの最高給選手はマイク・トラウト外野手(30)で、メジャー最高でもある12年総額4億2650万ドル(約473億4000万円)で1年あたり39億円を超す。来季は投手・打者・走者に加え、外野手にも就く大谷の契約金額が契約切れやFA、さらにトラウトも絡んでどこまでアップするか。

大記録と大型契約。大谷の22年はこれまで以上に騒がしい1年になることだけは間違いない。(運動部 佐竹修仁)