「ほっぺちゃん」のサン宝石、クラウドファンディングで再建へ 民事再生法の適用申請

8月に民事再生法の適用を申請し、事業再建中のサン宝石(山梨県中央市)が6日、クラウドファンディングを行うと発表した。事業存続のため、人件費、カタログ作成・発送費用などの諸経費や会社運営資金に充当する。同日午前に目標金額300万円で募集を開始したが、午後3時半時点で、それを上回る330万円超となっている。

同社によると、民事再生法適用による資金不足で、すでに印刷するだけとなっているカタログが印刷できなかったり、新商品を仕入れられなくなるなど、支障が出ている。そのため、クラウドファンディングで資金を調達し、事業継続を図りたいとしている。

今月末を期限に目標金額を300万円に設定しているが、初日にこれを上回った。500円から参加できるプランや、サン宝石が保管していた過去のカタログが特典になるコースなどを設定している。

サン宝石は、少女雑誌に広告を出し、アクセサリーや雑貨の通信販売事業を展開してきた。特にオリジナルキャラクターの「ほっぺちゃん」が人気を集めた。しかし、ほっぺちゃん人気に陰りが出たことや、同業他社と競合激化から収益が落ち込み、さらに新型コロナの影響で資金繰りが悪化し、民事再生法申請となったが、事業再建を図っている。