次期衆院選の日程が19日公示、31日投開票に決まり、各地で選挙ポスター掲示板の製作が急ピッチで進んでいる。
投開票日が想定より早くなり、長野県千曲市のシナノスクリーン工芸の山口和夫社長(46)は「選挙日程は毎回、直前に決まるが、今回はさすがに期間が短すぎる。何とか間に合わせなければ」と手を休めることなく作業を続けた。
群馬県渋川市の「北関スクリーン」では、「衆院選はいつも時間が厳しい」と、夜中まで作業をしていた過去の苦い経験から、日にちだけを後から貼るステッカータイプも取り入れた。
地元自治体から約2500枚の発注があり、すでに納品も始めている。野村城弘会長は「間に合わないでは済まないので、何とかやれる方法を考え準備してきた。残りを急ピッチで仕上げていく」と話した。