犠牲伝える仮看板設置へ 被災した大槌町 - 産経ニュース

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犠牲伝える仮看板設置へ 被災した大槌町

更地となっている岩手県大槌町の旧役場庁舎跡地=6日午後
更地となっている岩手県大槌町の旧役場庁舎跡地=6日午後

岩手県大槌町は6日、東日本大震災の津波で多くの犠牲者が出た旧役場庁舎の跡地に、被害を伝える仮の看板を設置すると発表した。庁舎の存廃を巡っては住民の意見が割れ、町は最終的に取り壊しを選択。2019年に解体後、「更地では何が起きた場所か分からなくなる」と風化を懸念する声を踏まえ、対応を決めた。

町によると、震災では旧役場庁舎や周辺にいた職員ら40人が命を落とした。仮の看板は高さ約1・7メートル、縦横約90センチ。被害状況や教訓を記し、QRコードを読み取るとより詳しい内容を閲覧できるようにする。

このほか、高さ約10メートルの屋根に船が乗り上げ、今年2月に取り壊された民宿の跡地にも同様の看板を整備する。12月の公開を目指す。