コロナ体制一新 厚労相ら交代、秘書官も「空席」に - 産経ニュース

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コロナ体制一新 厚労相ら交代、秘書官も「空席」に

就任記者会見で質問者を指名する後藤厚労相=5日午後、厚労省
就任記者会見で質問者を指名する後藤厚労相=5日午後、厚労省

岸田文雄首相が「喫緊かつ最優先の課題」と位置づけた新型コロナウイルス対策を担う陣容が一新された。担当閣僚3人は全員が交代し、厚生労働省出身の首相秘書官も「空席」となった。首相が掲げる危機管理の司令塔機能強化に向けた布石とみられ、「岸田カラー」を打ち出した。

首相は4日の組閣で、菅義偉政権のコロナ対策関係閣僚を再任せず、山際大志郎経済再生担当相、後藤茂之厚労相、堀内詔子(のりこ)ワクチン担当相を起用した。さらに3閣僚それぞれに対し、特に連携を重視するよう指示した。

菅政権では西村康稔前経済再生担当相、田村憲久前厚労相、河野太郎前ワクチン担当相がそれぞれ強力なメッセージを発信していた。与党幹部は「河野、西村両氏は『俺が、俺が』で、田村氏は厚労行政は自分以上に詳しい人はいないと自負し、連携プレーができていなかった」と話す。

岸田内閣で登用された3閣僚は、党内ではチームプレーを重んじるタイプと評されている。首相側近は「国民に無用の混乱を引き起こさないようワンボイスでメッセージを打ち出していく」と説明した。

一方、岸田政権では新任された官邸幹部の意向で厚労省出身の首相秘書官起用を見送った。首相は自民党総裁選でコロナ対策の司令塔となる「健康危機管理庁」の創設を掲げていた。新組織設立には厚労省からの異論も想定され、今回の人事には官邸主導に向けた意欲も見える。