空港バスツアー、ジビエ料理…西鉄が観光需要回復に本腰(1/3ページ) - 産経ニュース

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空港バスツアー、ジビエ料理…西鉄が観光需要回復に本腰

福岡空港を巡るバスツアーでは、離着陸する航空機を間近で見ることができる
福岡空港を巡るバスツアーでは、離着陸する航空機を間近で見ることができる

西日本鉄道がコロナ禍で落ち込んだ観光需要の回復に力を入れている。5日には福岡空港を巡るユニークな新ツアーを企画し、報道関係者向けの試乗会を開いた。福岡県の天神大牟田線で運行する観光列車には従来にない課題解決型のテーマに挑んでいる。緊急事態宣言も解除され観光シーズンが本格化する中、魅力ある企画に知恵を絞り、反転攻勢を試みる。

福岡空港を巡るツアーで使用されるバス
福岡空港を巡るツアーで使用されるバス

空港を巡る新ツアーは、西鉄と福岡空港を運営する「福岡国際空港」が企画した。バスに乗車して立ち入り制限エリアを巡り、離着陸する航空機を間近で見ることができる。屋根のないバスが使用され、高さ約3メートルの座席から、普段見ることができない景色をテーマパークのような感覚で楽しめる。

運行コースは3種類あり、福岡市役所や国内線団体バス乗り場などを発着点とする。まずは11月6、7両日に開催し、利用状況などを踏まえて定期運行を検討する。

西鉄などによると、走行するのは保安上、関係者しか立ち入れない区域だが、観光需要を取り戻そうと空港関係者と協議を進め、実現した。飛行機の利用者以外にも空港の活用を広げる狙いもあり、福岡国際空港プロジェクト推進課の松浦義郎課長は「航空業界や観光業界は非常に厳しい状況が続いている。ツアーをきっかけに、買い物や食事の利用で空港を身近に感じてほしい」と語った。

新型コロナの感染拡大の影響で、空港の利用者数は大幅に減り、空港運営はかつてないほど厳しい環境にある。福岡国際空港は西鉄や九州電力などが出資し、東アジアトップクラスの空港を目指して新規路線の開拓などを進めてきたが、コロナ禍が直撃して収益が悪化。令和3年3月期連結決算では、負債の合計が資産の合計を上回る債務超過に陥った。