浪速風

国民的人気あるけれど…

河野太郎氏と聞けば、イージスアショアの断念を連想する。イージス艦とPAC3の2段階の弾道ミサイル防衛計画に地上配備の迎撃ミサイルを加え、3段階にしようという計画だったが、防衛省の恣意(しい)的な建設地選定が疑惑となった。住民説明会で職員が居眠りする怠慢もあった。河野防衛相はすっぱりと計画を白紙にした

▼石破茂氏と聞けば、不人気の宮沢(喜一)自民党に反旗を翻し、帰り新参だった麻生(太郎)自民党では閣僚でありながら首相退陣要求を行ったことを思い出す。幹事長になった安倍(晋三)自民党では二階俊博・前幹事長ほど人が集まらなかった

▼2人の共通点は、その時々の国民の不満・不安に敏感なことだ。それが国民的人気がある理由だが、代替策も提示しなければ政治家ではない。北朝鮮がミサイル発射を繰り返す今、二枚腰しかない安保の現状を河野氏はどう考えるのか。国会議員というプロに見限られたのは理のあることだった。