マグロだけやない…新名物「近大ラーメン」学内に出店 - 産経ニュース

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マグロだけやない…新名物「近大ラーメン」学内に出店

ラーメン店「近大をすすらんか。」を開店した西奈槻さん(左から2人目)ら=東大阪市の近畿大
ラーメン店「近大をすすらんか。」を開店した西奈槻さん(左から2人目)ら=東大阪市の近畿大

近畿大学の学生たちが今月、東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)内に「近大ラーメン」店をオープンした。実学教育を重視する近大で、卒業後の起業支援の一環として学生に経営感覚を学んでもらうのが狙い。ラーメンを近大マグロなどに続く新名物に育てる考えだ。

販売される近大ラーメンは2種類。「初代近大ラーメン」(税込み850円)はホタテ油の風味やたっぷりの野菜が入ったチャンポン麺で、「近大まぜそば」(同800円)は魚介やネギ、ニンニクの風味で食べ応えがあり、どちらも太麺なのが特徴。

 「初代近大ラーメン」(右)と「近大まぜそば」
「初代近大ラーメン」(右)と「近大まぜそば」

店舗名は「近大をすすらんか。」。同キャンパスに今月4日に開店。運営する学生らが卒業する令和5年3月末まで約1年半の期間限定で出店する。

代表で農学部水産学科3年の西奈槻(なつき)さん(21)=奈良県橿原市=は、新型コロナウイルス禍をきっかけにサークル活動の延長線上で昨年10月、奈良市で学内の友人らと麻婆豆腐がのったラーメン店を開業。今年に入り、学内の空き店舗を見て大学側に出店を提案し、奈良の実績もあり、快諾を得たという。

西さんは卒業後、ラーメン店を軸にベンチャー企業を立ち上げる計画。近大名物は「マグロだけではない」と強調し、二郎系や家系といったラーメンのジャンルに対抗し、「近大系と呼ばれるものを作っていければ」と夢を語る。

だが、今回の学内店舗は4半期(3カ月)ごとの収益で2期連続の赤字なら、撤退する条件もつく。西さんは「コロナ禍で厳しいが、1日100杯以上は売りたい」と意気込む。

一方、近大側は「チャレンジする学生を応援する。他の学生の刺激になれば」(経営戦略本部)と期待。奈良市のラーメン店開業時から経営面などで西さんらにアドバイスをしている生活雑貨製造販売業「中川政七(まさしち)商店」(奈良市)の中川政七会長(47)は「地域活性化には元気な店が必要。大企業に就職するだけではない若者の(人生の)選択肢を見せてほしい」とエールを送る。

学内店舗の開店時間は平日午前11時~午後3時(土日祝や大学の長期休暇期間は休み)。新型コロナ対策のため、当面は同キャンパス内の学生や職員の利用に限定するが、将来的には一般向けの販売も行う。