イスラム風刺で殺害予告受けた北欧の画家、交通事故死

スウェーデンの画家ラーシュ・ビルクス氏=8月、ポーランド・ワルシャワ(AP=共同)
スウェーデンの画家ラーシュ・ビルクス氏=8月、ポーランド・ワルシャワ(AP=共同)

スウェーデンの風刺画家、ラーシュ・ビルクス氏(75)が3日、同国南部で起きた交通事故で死亡した。英メディアが4日伝えた。2007年にイスラム教の預言者ムハンマドを犬のように描写した風刺画を制作したことで殺害予告を受け、警察の保護下で暮らしていた。事故原因は不明。

ビルクス氏を乗せた警察の車両とトラックが衝突。同乗の警察官2人も死亡、トラックの運転手が負傷した。英紙ガーディアンなどによると、地元警察は、現時点で事件性がないとの見方を示している。

風刺画を巡っては反発した国際テロ組織アルカイダが07年、ビルクス氏の殺害に賞金を懸けていた。その後も襲撃事件が相次ぎ、15年には、デンマークの首都コペンハーゲンで開催された「表現の自由」に関する討論に参加中、銃撃事件の標的となったが無事だった。(共同)