IS、アフガン首都の爆発で犯行声明 治安不安定化鮮明に

3日、モスク周辺で爆弾が爆発し、警戒態勢が敷かれたアフガニスタンの首都カブール(ゲッティ=共同)
3日、モスク周辺で爆弾が爆発し、警戒態勢が敷かれたアフガニスタンの首都カブール(ゲッティ=共同)

【シンガポール=森浩】アフガニスタンの首都カブールのモスク(イスラム教礼拝所)周辺で3日に起きた爆発について、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は5日までに犯行を認める声明を出した。敵対するイスラム原理主義勢力タリバン関係者を標的にしたもようだ。

3日の爆発では少なくとも市民ら10人が死亡。タリバンは爆発後、カブール北部でIS傘下の武装勢力「ホラサン州」(IS-K)の潜伏先を襲撃、IS-K関係者少なくとも3人を殺害したもようだ。事件の報復とみられている。

駐留米軍撤収後のアフガンでは東部を中心にIS-Kがテロ攻撃を繰り返しており、治安が不安定化している。モスクでは最近亡くなったタリバン報道官の母親を追悼する行事が営まれていた。

タリバンは4日、3人目となる副首相代行ら新たに38人の暫定政権閣僚を任命。旧政権の高官だったカビル師を政治担当副首相代行とした。統治体制の確立を進め、治安状況の改善を図っている。