新内閣は派閥バランス重視 最高齢77歳、最年少44歳 - 産経ニュース

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新内閣は派閥バランス重視 最高齢77歳、最年少44歳

岸田文雄内閣の閣僚20人の顔ぶれは、ベテラン・中堅・若手の「老壮青」や自民党の派閥勢力のバランスを重視したことがうかがえる。一方で若手の抜擢(ばってき)を含め初入閣は13人に上り「岸田カラー」を演出した。

堀内詔子(のりこ)ワクチン担当相、小林鷹之経済安全保障担当相、牧島かれんデジタル相は衆院当選3回。最年少は44歳の牧島氏で、小林氏含め40代は2人となった。小林氏は二階派(志帥会)所属だが、甘利明幹事長に近い。牧島氏は麻生派(志公会)に所属し、総裁選で河野太郎広報本部長を支えた。首相が「挙党一致」の意図を持ち一本釣りしたとみられる。

女性は前内閣から1増の3人で、総裁選で敗れた野田聖子少子化担当相も入閣した。最高齢は77歳の金子原二郎農林水産相で、二之湯智国家公安委員長も同い年。初入閣組では金子恭之総務相、古川禎久法相、後藤茂之厚生労働相、山口壮環境相、山際大志郎経済再生担当相ら衆院当選5回以上の「待機組」も目立った。

安倍晋三元首相の出身派閥・細田派(清和政策研究会)からは、平成24年総裁選で安倍氏ではなく町村信孝元官房長官を支持した松野博一官房長官を起用した。一方で安倍氏最側近の萩生田光一経済産業相は横滑りさせ、安倍氏の実弟の岸信夫防衛相を再任して計4人が入閣し、安倍氏への配慮がにじんだ。

麻生派会長の麻生太郎前副総理兼財務相の信頼が厚く、義弟でもある鈴木俊一財務相の登用は、同職を長く務めた麻生氏を外す「交換条件」(首相周辺)の意味合いもある。総裁選で首相勝利の流れを作った旧竹下派(平成研究会)は会長代行の茂木敏充外相に加え同派が推した3人を含め計4人が入閣し、同派幹部は「満額回答だ」と述べた。